【2026年5月26日 大幅加筆更新】冷凍宅食を始めようとしている方の多くが、最後に気になるのが「電気代」です。とくにセカンド冷凍庫の導入を検討する場合、「月いくら電気代が増えるのか」「電気代が上がっても元が取れるのか」は無視できないコスト要素です。本記事では、冷凍庫の運用にかかる電気代をパターン別に算出し、外食代との比較から「冷凍宅食はコスト的に有利か」を実例ベースで検証します。
2026年6月の電気代値上げを控え、冷凍宅食を続けるかどうか迷っている方も少なくないはず。「電気代が上がっても結局オトクなのか」を明らかにします。
この記事でわかること
- 冷蔵庫・冷凍庫の電気代の基礎知識
- 既存冷蔵庫の冷凍室・セカンド冷凍庫それぞれのコスト試算
- 電気代×冷凍宅食コスト÷外食代の総合比較
- 電気代を最小化する3つのコツ
- 省エネ性能の高い冷凍庫の選び方
冷蔵庫・冷凍庫の電気代基礎知識
冷蔵庫の年間消費電力量はカタログで「kWh/年」と記載されています。電気代計算は「年間消費電力量 × 電力単価(円/kWh)」で算出可能。2026年現在、首都圏の電力単価は約31円/kWhが一般的です。
| 冷蔵庫タイプ | 年間消費電力量 | 年間電気代(31円/kWh) | 月額 |
|---|---|---|---|
| 大型冷蔵庫(500L以上) | 250-350kWh | 7,750〜10,850円 | 646〜904円 |
| 中型冷蔵庫(350L前後) | 200-280kWh | 6,200〜8,680円 | 517〜723円 |
| 小型冷蔵庫(150L前後) | 180-250kWh | 5,580〜7,750円 | 465〜646円 |
| セカンド冷凍庫(100L) | 200-300kWh | 6,200〜9,300円 | 517〜775円 |
| セカンド冷凍庫(30L) | 120-180kWh | 3,720〜5,580円 | 310〜465円 |
冷凍宅食を始めると電気代はいくら増える?
パターン1:既存冷蔵庫の冷凍室で運用
すでにある冷蔵庫の冷凍室を活用するだけなら、電気代の追加負担はほぼゼロです。冷凍庫が満杯になることで冷却効率は若干上がり、むしろわずかに電気代が下がるケースも。月10〜20食程度の利用なら既存冷蔵庫で十分対応可能です。
パターン2:セカンド冷凍庫を追加導入
月30食以上の利用や、家族複数人の利用ではセカンド冷凍庫の導入が現実的です。100L級のセカンド冷凍庫を追加すると、月の電気代は約500〜800円増えます。年間で見ると6,000〜10,000円程度の追加コストです。
| 冷凍庫サイズ | 本体価格目安 | 月電気代 | 年電気代 |
|---|---|---|---|
| 30L級(卓上型) | 15,000〜25,000円 | 310〜465円 | 3,720〜5,580円 |
| 60L級(小型立て) | 25,000〜40,000円 | 400〜600円 | 4,800〜7,200円 |
| 100L級(中型立て) | 40,000〜70,000円 | 517〜775円 | 6,200〜9,300円 |
| 200L級(大型) | 70,000〜120,000円 | 800〜1,200円 | 9,600〜14,400円 |
電気代×冷凍宅食コスト÷外食代の比較
「電気代が増える=負担」と考えがちですが、自炊・外食と比較すると冷凍宅食はトータルでお得なケースがほとんどです。1日2食、月60食を冷凍宅食で代替する家庭で試算します。
| 選択肢 | 月コスト | 準備時間/日 | 栄養バランス |
|---|---|---|---|
| 外食(月60食) | 60,000円 | 0分 | △ |
| コンビニ食(月60食) | 36,000円 | 5分 | △ |
| 冷凍宅食(月60食)+電気代 | 36,000円+700円 | 5分 | ○ |
| 自炊(月60食) | 20,000円 | 30〜60分 | ◎ |
冷凍宅食はコンビニ食とほぼ同コストで、栄養バランスは大幅に上回ります。電気代700円/月は微々たる金額で、外食と比べれば月25,000円以上の節約になる計算です。
電気代を最小化する3つのコツ
コツ① 8割収納をキープ
冷凍庫は空気を冷やすより固体を冷やす方が効率が良い性質があります。スカスカ状態より、冷凍食品で7〜8割埋めた状態の方が電気代が安くなります。一方、満杯にしすぎると冷気の循環が悪くなり、結果的に電気代が増える矛盾も。
コツ② 設置場所は壁から5cm以上離す
冷蔵庫・冷凍庫は背面・側面から放熱します。壁にピッタリつけると熱が籠もり、冷却効率が下がります。背面5cm・側面2cm以上の空間を確保すると、年間電気代を10〜20%下げられるケースもあります。
コツ③ 開閉回数を減らす
1回の開閉で庫内温度は2〜5度上がります。何度も開け閉めするより、必要なものをまとめて取り出す習慣をつけると電気代節約につながります。透明扉のセカンド冷凍庫なら中身を見ずに済むため、開閉回数を減らせます。
省エネ性能の高い冷凍庫の選び方
- 省エネ達成率★★★★以上を選ぶ──省エネ性能ラベルで5段階評価。最上位を選ぶと電気代3割減
- インバーター方式──常時運転より消費電力を約20%カット
- R600a冷媒──環境負荷が低く、効率も高い新型冷媒
- 引き出し式──上開きより冷気の流出が少なく省エネ
- 霜取り自動──手動霜取り型は霜が厚くなると消費電力増
2026年6月の電気代値上げ影響
2026年6月から燃料費調整額の上限見直しにより、首都圏4人世帯で電気料金が月+800〜1,200円増える見通しです。冷凍庫運用コストも約8〜10%上昇しますが、絶対額で見れば月+50円程度。冷凍宅食を断念する理由にはならない金額です。
詳しくは「食費・電気代ダブル値上げ対策に冷凍宅食|自炊と比べて月いくら浮く?」も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 一人暮らしでもセカンド冷凍庫は必要?
月20食以上利用するなら検討推奨。月数食〜10食程度なら既存冷蔵庫の冷凍室で十分。
Q2. セカンド冷凍庫の設置場所は?
キッチン内が理想ですが、廊下・脱衣所・ベランダ近くも可能。気温30度以上の屋外設置は故障リスクあり。
Q3. 中古セカンド冷凍庫はおすすめ?
5年以上前の機種は省エネ性能が低く、電気代で本体価格差を上回るケースも。新品の方が長期コスト有利。
Q4. オール電化住宅なら電気代変動への影響は?
オール電化は単価が高い時間帯(夕方)と安い時間帯(深夜)があり、深夜電力で冷却される冷凍庫は実質単価が下がります。
Q5. 引っ越し先で電力会社を変える場合は?
新電力に切替で電気代が下がる場合あり。冷凍宅食を続ける家庭は固定費削減の絶好の機会。
まとめ|電気代を理由に冷凍宅食を諦めるのはもったいない
冷凍宅食は電気代を理由に避けるべきではありません。月500〜800円の追加電気代に対し、外食代の節約・栄養バランス・準備時間の短縮など得られるメリットは大きいです。むしろ、電気代値上げの時代だからこそ、自炊以外の選択肢として冷凍宅食を活用する価値があります。
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